優しい子が椅子を用意する。
健康なおじいさんは椅子に座る。
健康なおじいさんは座り過ぎて
腰が痛くなる。
優しい子は床で寝かせる。
健康なおじいさんは背中が痛くなる。
優しい子は布団を用意する。
健康だったおじいさんは極楽だと言いながら
寝たきりのおじいさんになる。
これはビートたけしの
新しい道徳という本に書いてあった内容を
省略して書きました。
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これを読んでいて
同じような境遇にいる子どもたちのことを
考えていました。
自立がうまくいかなかった親ほど
他者から必要とされることで
自分の存在価値を見出そうとします。
すると子どもの世話を焼きたがります。
子どもは弱い存在。
自分が守ってあげなければならない。
この価値観で行動するので
さきほどのおじいさんのように
世話をされ続けて、守られ続けて育った子は
期待を裏切らず弱い存在になります。
子どもは弱く、守らなければ
という価値観を崩すこと。
さらに、自分の価値は
他者から必要とされていなくても
すでに価値があるという感覚をもつこと。
他者を拠り所にするのではなく
自分で自分の価値を見出して
生きていくことが必要です。
面倒見が良い親からは
面倒を見られるべき子どもが育ちます。
まずは私たちの中にある
子どもに対する価値観を
見つめてみることが大切。