2016年9月18日日曜日
【子供の英語嫌い】子どもへの過度な英検学習は英語嫌いを作る
スターバックスで珈琲を飲んでいると
近くの席で小学生に英語を教えている会話が
耳に飛び込んできた。
母親と子ども。
聞き耳を立てているわけではないのですが、
声が大きいので聞こえてきます(;^_^A
子どもと母親は隣同士で
対面に父親が黙って座っていました。
英語を教えるのお母さんの様子が気になる気になる・・・(-_-;)
子供が英検の問題集を解いて
お母さんがそれを解説しているようです。
父親が時々、小声で何かを呟くのですが、
母親がかぶせるように大きな声で話し始めます。
父親と母親の力関係も一瞬でわかります^_^;
正直な感想は、
「子どもは英語嫌いになるな」です。
1時間以上ずっと問題集をやっていて、
何々のための・・・FORでしょ!?
AROUND・・・回るでしょ?!周りだから!
とか、小学生の子どもに理解させようと
母親はかなり早口で説明しています。
理解するより覚えろといった感じで
ずっと強めの口調です。1時間くらい。
Aroundは中学に行けばあっさりと学びます。
叱られながら小学生が先取りする必要があるのでしょうか?
Aroundは複数の文章を読むことで
語感がついてくるものです。
文法を知ることで使う位置をつかみ、
さらに複数の文章で語感をつかむ。
問題を通して実際にアウトプットしてみる。
そうやって英語を理解することができます。
英会話ではなくて、学校の英語の勉強の範囲です。
ここでは英検の勉強です。
私は英検の勉強は意義があることだと思っていて、
反対ではありません。
ただ、英検の勉強をするには適切な時期があるのかなとは思います。
英検の対策をするのには小学生ではちょっと早く、
英語が嫌いになるリスクがあると思うのです。
国語ですら十分に理解できているとはいいがたい時期に、
英語の文法事項を学ぶことはかなり負荷が強いことなんです。
別に無理だとは言いませんよ!
やりたい人はやればいいんですが、
どうせもうちょっと待っていたら、
中学生になって適切な時期に全員勉強するんだから、
その時に学んだ方が負荷が低くて済みますよと言いたいんです。
小学校のうちから、
スタバであんなに怒られ口調でやる必要はあるのかな?
と疑問をおぼえるのです。
だったら友達と遊んだ方が
よっぽど人格形成のプラスになって良いと思います。
英検なんて大学生になってから
就職前に2級くらいすぐとれます。
私だって大学3年で英検2級を取得しました。
英検のための特別な勉強なんてほとんどしませんでしたし、
英語はすでに学校で勉強していることなんで
変な負荷はありませんでした。
中学卒業時にも確か3級はもっていました。
受験であると有利だから取得しましたが
本当に有利だったかなんて都市伝説レベルです。
よっぽど優劣のつかない同点のときに、
加算されて判断材料に加わる程度でしょう。
中3で英検3級を取得したときだって、
すでに文法は学校で学んでいたので、
英検の問題集で勉強するときスムーズに学べました。
英語の文法も勉強をしていない小学校の頃に
中学になればやることを
わざわざ厳しい言葉をかけながら
やることが果たしてどこまで重要なことなんでしょうか。
そんなことを考えさせられた親子の様子でした。
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