2019年6月18日火曜日
子供の性格をカテゴリー化する危険性
とある子育て本、教育本に、
子供の性格を分類、カテゴリー化して、
その対処法を書いてある本がありました。
人って混沌としていることが嫌いで、
何事も答えを欲しがるものですよね。
それって私たちが小さいころから、
物事には答えがあるということを
教育され続けていたからかもしれません。
人間というとらえどころのない生き物。
そのとらえどころのない生き物に
手をこまねいている保護者にとっては、
そのようなカテゴリー化は
お手軽にわが子を分析できるから便利かもしれません。
でも、人間なんてもっともっと複雑な生き物で
あらゆる性格の要素を合わせ持っていますよ。
人見知りタイプとか言われていても、
別に人見知りが固定しているわけではなくて、
特定の友達と遊んでいるときは、
めちゃくちゃはじけていることだってあるんですよね。
だから、別に人見知りタイプなわけではなくて、
人見知りをしている原因があり、
結果として人見知りな感じが強めに出ているだけです。
本当は子供の性格なんて固定化するわけはないんですが、
ここで親が固定観念を持ち始めると、
本当に固定化し始めます。
何かことあるごとに
「うちの子は人見知りだから」
というならば、
わが子の人見知りな場面ばかりが目に付くようになるのは当たり前。
学校で友達と大声で遊んでいる姿なんて見ませんから、
家族と一緒にいるときの大人しいところばかりを見ます。
親の知り合いが来たときに、
恥ずかしがって小さな声だったとします。
「人見知りなんですみません」
なんて言おうものなら、
子供は『自分は人見知りなんだ』と理解してしまいます。
その思い込みの積み重ねで人見知りは作られていきます。
本当は、親が大声で街中で立ち話しているのが恥ずかしくて
小さな声を出していたのかもしれません。
でも、親からみたら「人見知り」でくくった方が
簡単に子供を理解できるので、
理由が無い不安からは逃げることができます。
ということで、何が言いたいかというと、
【わが子を変に分類化した固定観念で見ない方が、
子育ては大変かもしれないけど、
子供の本質を見ることにつながるので、
より良い子育てかもしれませんよ!】
ということです。
子育てなんて何が正解なんてことも無いので、
時間の都合上などで分類化した子育てをしなければならない人も
いても良いと思うので、ここはご家庭の判断で!
子育ての参考になれば(^^)
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