2019年2月27日水曜日

【忘れ物を減らす方法】子供に責任をとらせる


学校の先生をしているとき、
休み時間に教室の出入り口付近に子供たちが集まっているので
何かな?と見てみると、
保護者の方がいらっしゃっていました。


挨拶しようと思ったらすぐに帰られたので、
その保護者の方の子に話を聞くと
習字道具を届けてくれたとのことでした。


とっても優しいお母さんですよね。
でも、そのことがマイナスに働いているんじゃないかな?
と私は思うのです。


その子は忘れ物が多かった子です。
自分ですべき用意がなかなかできず、
お母さんに手伝ってもらっているようでした。


忘れ物が多い子は、忘れ物に対しての感覚が甘いことが多いです。

別に忘れても何とかなるやという楽観的な性格とでもいうのでしょうか。
生まれつきの性格なら仕方がないのかもしれませんが、
その性格は作り上げられてきた部分が大きいものです。


忘れ物をしても結局最後はお母さんが届けてくれて
何とかなっちゃったという経験。

文房具を忘れても、
忘れ物箱から借りて何も問題なく済んだという経験。


宿題を忘れても、あまり叱られることなく、
無事にやり過ごせる経験。


ちいさな忘れ物をしても責任を負う必要が無いお得な経験を
積み重ねているうちに、
忘れ物に対して鈍感になってしまっているんです。


弁当忘れなどはさすがに届けてあげても良いと思いますが、
習字セット忘れや宿題忘れなどは
親が届けてあげる必要はないのかなって思います。


ただし、忘れ物が多い子ですよ。
めったに忘れ物が無い子で偶然何かのきっかけで忘れてしまった!
というときは届けてあげても良いと思います。
親の愛情を感じるかもしれません。


忘れ物が日頃から多くて改善できない子の場合は
極力忘れ物の責任を自分で負う経験をさせてあげた方が良いです。


怒られる経験。
1人だけ作業ができない気まずい経験。

1人だけ作業ができない気まずい経験。


そのようなものを積み重ねて、
忘れ物はしてはいけないんだ!
気を付けなければ!
という忘れ物に対して敏感になっていくものです。


親は何でも助けてあげるのではなく、
あえて子供に責任を取らせるということも
大切なことなので実践してみてくださいね。

0 件のコメント:

コメントを投稿

関連記事