2019年1月29日火曜日

親が感情的になる子育ての害とは?


感情的に怒鳴ってしまったり、
イライラして不機嫌になってしまったり、
そんな経験は親として誰もがあるのではないでしょうか?


人間だから多少は感情が乱れることは
当たり前なことですが、
それが行き過ぎてしまっている親もいます。


親が感情的に怒鳴ったり、
イライラしたりし過ぎてしまう原因は、
親から言えば「子供にある」といったところでしょうか。


子供が悪いんだから仕方がないという意見も
聞こえてきそうです。


確かに仕方がない面もあるかもしれませんが、
親が感情的になり過ぎてしまう弊害を聞いてもらって、
それでも仕方がないと言えるかどうかを
判断してもらいたなって思います。


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親はコントロール可能な存在

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まず親が子供の言動によってすぐに感情的になるとしたら、
子供目線でみたらこう映ります。


親はコントロール可能な存在だ。


不機嫌な態度をとればやり過ごせると学ぶかもしれません。

普段は自分に感心が無いのに、
テストの点が悪ければ怒ってくれるなら、
そのようにして関わりを求めてくるかもしれません。

親がコントロール可能な存在だとわかれば、
子供はありとあらゆる手を使ってくるようになります。


スーパーで駄々をこねる子を見たことがありますよね。
これは子供が親をコントロールする手段です。
これをすれば自分に良いことがあると思うからしているんです。

泣けば親をコントロールできる


泣けば親をコントロールできると学べば、
すぐに泣くようになります。


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大人の顔色をうかがうようになる

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また、感情的な親のもとで育った子は、
大人の顔色をうかがうようになります。


学校でも、塾でも大人の顔色をうかがいながら
静かに過ごすようになってきます。
大人の表情の変化が怖くてたまらないのです。


そのまま大人になると周囲の人間に振り回される生き方を
してしまう可能性があります。


我がままな恋人に振り回されてしまうなんてことも
元をたどっていけば感情的な親に行きつくことがあります。


会社内でちょっとでも声の大きい目立つ存在がいると
その人より立場が下になるように自然とふるまってしまう
ということも。


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親に相談しなくなる

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なによりこれが一番もったいないことですが、
親に相談しなくなるという問題があります。


感情的になる親に子供は安心して相談できません。


勉強でわからないことがあっても
相談しようとしません。
最悪はテストを隠そうとまでします。
カツオ君がそうですよね。


もっと悪いのは、悪い点数を持って帰らないように
カンニングをしてしまうこともあります。


もうちょっと成長したら恋愛だって相談できません。
女の子なら変な男にひっかかってしまうかもしれませんよね。
親に相談できたらもっと状況は変わっていたかもしれません。


将来の仕事だってそうです。


先に生まれていろいろ経験してきた親は
絶対に参考になる知識をたくさんもっています。


それにも関わらず、相談したら文句を言われそうだからと
将来の夢についても何も相談できない関係だとしたら
そんな勿体ないことはありません。


親が子供たいして感情的になると
これだけの大きなマイナスな出来事があります。


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感情をコントロールできる親になる

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親も日々大変ではあるのですが、
自分の感情をどれだけコントロールできるかは
親としての成長のバロメーターだと思います。


まだまだ感情的になりがちな人は、
1日の最後に自分を振り返る時間をもつことが
大切だと思います。


日記でもいいですし、
布団の中で振り返るのでも構いません。


自分を少しでも客観視する習慣を
取り入れていけば、親として成長していけるはずです。


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