2018年12月9日日曜日

個性を育てる教育って何?

個性を育てるなんて言いながら、
個性を育てるということから離れた教育をしている人は多い。


そもそも子供の個性ってわかりますかね?



これって決めつけることが
個性をつぶすことになりかねないから怖いですよね。


子供の個性ってのは親や大人が決めつけるんじゃなくて、
子供自身がのびのび生きているうちに
勝手に育まれていくのが個性
だって思うんです。


大人が変にいじくるから、
子供は自分の個性を見つめる前に
大人の考える幸せな生き方のレールに乗ろうとします。


まだ自分の人生について考えることができないうちから、
やれ、何何大学が素晴らしいと、
変なものさしが共通ルールだと教え込まれる。


テレビでも東大王といって、
東大はすごいなぁと洗脳するような情報を与え続けます。


そうするとある種ブランド品を手に入れるように、
大学というブランドを手に入れることが素晴らしいものだ
って勘違いがスタートします。


ただ、この勘違いは国民の大多数が行っていたら、
勘違いではなく常識になってくるからやっかいです。


インドの勉強をしているとき、
カースト制度って習いましたよね?


日本だって、大学のランキングでカースト制度をやっているようなものです。


中学の先生たちの中には、
生徒の進路を個性から考えるのではなく、
学力偏差値から進学先を割り出して、
手持ちの生徒というカードを振り分けているようなことをしている人も多くいます。



そうやって、大学という身分制度にくくられて
子供たちの個性というのは、
概ね破棄されて育って大人になっていく
というのが今の社会システムだと思います。


さっきも言いましたが、
これって国民の大多数が行っている限り常識になるので、
一人だけこの道から外れると生きづらいです。


でも、この生きづらさを経験した人の中から、
社会を変えるほどのインパクトある事業を起こした人は多くいます。


親が大学という身分制度を信じ続けて居る限り、
子供も信じるしかありません。


高い偏差値の大学に行くことが
本当に子供の幸せにつながるのか?


そこを改めて考えるか、考えないかで、
子育ての仕方は大きく変わってくると思います。


子供の人生は子供のもの。


子供が何をしたいのか。


そこをじっくり見守ってあげる
という姿勢も子育てでは大切なんじゃないかな
って思うのです。

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