2018年10月25日木曜日

将来に必ず役立つ【何かをやり抜く力】



GRITという本がベストセラーになり、
やりぬく力ということが注目されています。
GRITやり抜く力

私も内容には賛成で、
才能よりもやり抜く力が
子供たちの将来を大きく左右することは
明らかな事実でしょう。


しかし、日本の傾向としては、
子供にとっても甘い親が多いような気がしています。


子供の要求をすぐに聞いてしまうのは
豊かさからでしょうか。


習い事1つとってみても、
数か月もしないうちにやめる子もいます。


私の塾でも同じようなことがあります。
子供が塾に通うのが面倒だという理由を
すんなり聞いてしまう親もいます。


今まで自由に過ごしていた子が、
塾に通うのは面倒なのは当然です。
そんなのわかりきっていたことで、
それを乗り越えるからこそ
徐々に慣れてくるのです。


その結果として勉強が楽しなってくる。


なのに、勉強の楽しさを味わう前に、
すでに面倒だという理由で
来なくなるのは、子供にも問題はありますが、
甘やかしている親にも課題が見えてきます。


このようなことでは
子供たちの心はどんどん弱くなるばかりです。


将来大人になったとき、
仕事の内容で嫌なことがあったらどうするのでしょうか?


人間関係で少しでも嫌なことがあったらどうするのでしょうか?


親が守り続けることは不可能です。


将来の自立に向けて、
今何が必要なことかをしっかりと見据えた子育てが大切だと思っています。


子供が習い事に通いたくない。
その気持ちを持つことは自由です。


でも、理由を聞いたとき、
その理由は受け入れられるレベルなのか、
ただの甘えなのかを判断するのは親、大人の役目です。


そこを放棄して、子供の自由にするなら、
その先に待っているのは、
甘えた心をもった大人になったわが子です。


その責任を背負う覚悟があるのか無いのか。


そこまで考えていないのだとしたら、
今からでも遅くはありません。


やり抜く力は必ず将来必要になります。


何か今子供が取り組んでいることがあるなら、
それは習い事であれ、
家の仕事であれ、
最後までやり抜かせることが大切です。


もちろん、他に大切なやりたいことが見つかったなど
正当な理由があるなら方向転換をすることも大切です。
でも、ただの甘え、逃げかどうかは大人が見たらすぐにわかるはずです。


大人が壁になることで、
子供は乗り越えようとします。
そのことで成長します。


壁にならない平らな状態であるなら、
子供たちはどうやって成長していくのでしょうか。


子育てには責任が伴います。
子供を産んだからには一人前の大人にする覚悟が必要で、
そのためには子育てについて考えること、
学ぶことが大切です。


ちょっと強めの内容になってしまいましたが、
人間を育てるということは
それだけ大切なことだと私は考えているのです。

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