2018年10月12日金曜日

褒めるのが苦手な親へ【頭でっかちにならないで!】



朝の情報番組のノンストップで
褒めるのが苦手な親が多いという特集をやっていました。


見ていて感じたのが、
褒めた方が良い、
褒め過ぎはいけないとか、
どっちか一方に偏りがちだということです。


褒めなきゃいけない!
褒めてはいけない!
叱ってはいけない!

なんて、強く思い込み過ぎているのかな。


叱ってはいけないから、
褒めるような言葉に言い換えなければいけない・・・
でも、できなくて落ち込んでしまう。
ちょっと頭でっかちになり過ぎです。
とっても真面目なんでしょうね。


私は自分の中で物差しをもっていること
褒めるのが苦手、得意の以前に大切なことだと
考えています。


この線を越えたら叱るというのは
明確な基準をもっていれば、
迷うことは減ってくるはずです。


例えば、
過度に他人に迷惑をかけるとき。
自分の命に危険が生じるとき。


そんなときはぴしゃりと叱っていいですよ。
ただし短めで。


反省の色を示してどうこうするまで
ではなくて、ぴしゃりと伝わっていたらいいんです。
子供に【こんなことをしたら叱られるんだ】
という基準が伝わればいいんです。


そして、ほめ方、ほめる言葉などで悩む必要も
そこまで無いんです。


いつも「すごい」しか言えない
と悩む親も出演していましたが、
それしか言えないならそれだけでいいですよ。


言わないよりは言った方が良いんですから。
ただし、本当に褒めたいときですよ。
褒めたくないのに褒めなきゃ褒めなきゃと思って
「すごい」と言うからちょっと単調でダメかな?
と感じるんです。


また、ほめ過ぎていないか?
とかも気にする必要はなくて、
自分が本心から褒めたいなら褒めたらいいんです。


すごいじゃんでもいいです。
いいね。でもいいです。
やったじゃん。でもOKです。
頭をなでるだけでもOKです。


別に変に凝る必要はなくて、
これはうれしい!って思ったら褒めてあげたらいいんです。


頭でっかちにこのようなときは
こう対応しなければ!なんてこともないです。


もし、子供がテストを持って帰ったとき、
「80点だったよ!」
とかえってきたなら、
まずはしっかり観察することですよ。


喜んで帰ってきているように見えるなら、
「頑張ったね。」と認めてあげたらいいんです。

悲しんで帰ってきたなら、
「惜しかったね。」と共感してあげたらいいんです。


どっちが正解なんて無くて、
しっかり観察して声をかけてあげたらいいんです。


そのあとで、親の中に基準があって、
90点以上は採ってもらいたいというなら、
そこで叱っても仕方がなくて、
そのための具体的な作戦を考えていかなければいけません。


勉強時間が少なかったのか、
やるべきことをやっていなかったのか。


そこが大切なわけで、
叱ればできるようになる。
褒めればできるようになる。
といった簡単な話ではありません。


褒めるのが苦手な親が増えていると聞きましたが、
そこまで頭でっかちにならなくても
いいんじゃないかなっていうお話でした。


参考になればうれしいです。

関連記事