言い訳が多い子供。
嘘をついてしまう子供。
いろいろな観察実験や、
私の教師経験や人生経験から、
このような子の親にはある傾向があることが
わかってきています。
それは、
親がすぐ感情的になってしまうという傾向です。
子供たちは、物心をついたころから
だんだん言い訳や嘘を覚えていきます。
どうして子供たちは言い訳しなければならないのか。
どうして子供たちは嘘をつかなければならないのか。
そこを深堀していくと、
原因が見えてきます。
原因は、親に怒られたくないから。
自分が何か悪いことをしたとします。
そのとき、感情的に怒鳴られたり、
叩かれたりした経験がある子は、
そのような状況を避けたいという思いをもちます。
悪いことをしなければよいじゃないか！
ってのは大人の論理で、
子供あらしたら、悪いことをしてしまった後が問題なんです。
悪いことをしたり、失敗してしまったとき、
正直に言った方が良いことは１００も承知です。
それがわからないから、道徳観念が育っていないから
嘘をついてしまうのではなくて、
単純にその怖い状況から逃げたいから嘘をつくんです。
では、親としてはどう接したらよいのか。
叱ることは悪いことではないのですが、
それと同時に、正直に物事を伝えられたことを
認めてあげることです。
そして、叱るならできるだけ感情的にならないこと。
そのために、少しだけ時間をあける。
これは感情を抑える有効な手立てです。
できるだけ、本質について話をする。
何が間違っていて、何が悪かったのかを
短い言葉で伝えて、
これからどうしたらよいのかについて話し合い、
子供が成長することの方が
叱っている根底にある本質なんです。
叱って親がスッキリすること、
叱って子供が反省しているように見えることが目的ではなく、
子供が成長することが目的だったという本質に
もう一回気持ちを戻すことです。
これは子供が幼い時期に知っておいた方が
より良いことなので、
これからの子育てに役立ててもらえたらなって思います。
ということで、
子供の言い訳が多い、
子供が嘘をつくとき、親自身の子育ての態度を振り返ってみる
というのも１つの視点として大切なので
このブログを書いてみました。
すべてのケースに当てはまるわけじゃありませんが、
参考になれば幸いです！
