最近気づいて驚いたことは、
英文の写真をとったら、
勝手に日本語に訳してくれるアプリがあったということです。
訳の精度は完璧ではなく、
文書にちょっと変なところもあったけど、
十分に意味はわかるレベルでした。
この技術の進歩の速度はかなり速く、
今の子供たちが大人になるころには
もっと精度が高まり、さらに使いやすい形で
一般的に普及していることでしょう。
そう考えると、
英語が話せるというのは、
サラリーマンで例えるなら、
ワード、エクセルが自由に使えるという程度の価値になっていく
と予想することもできます。
私の塾で教えている方の保護者の方から
日本人学校が良いのか、
インターナショナル校が良いのか迷っている
という相談を受けることがあります。
私はどちらの学校も一長一短があることと、
その子の目指す将来によって
どちらが良いかということも変わってくるので、
明確な答えを用意はしていません。
ただ、今述べてきたようなツールが生まれていることは事実で、
英語の希少価値が下がっていると思われます。
そのため、英語を話せるようになりたいという目的だけでは、
インターを選ぶ動機としては弱いと思います。
英語はツールであり、
一昔前ならそのツールを使いこなせる人の数も少なかったので
英語を話せるだけで希少価値がありましたが、
今の時代は先ほどの画像翻訳のように、
どんどん希少価値は下がることでしょう。
英語を学びに行くのではなく、
インターナショナルならではの内容を学びにいくのであれば、
インターナショナル校で学ぶ意義があるのだと思います。