2018年1月2日火曜日
「フルコンタクト空手と伝統空手」子どもの習い事に良いのはどっち?
空手は主にフルコンタクト空手と伝統空手に別れます。
まず簡単に違いを言うと、
フルコンタクト空手は、打撃を直接体に当てて、
ノックアウトやポイントを狙います。
伝統空手は、打撃を直接体に当てず、
寸止めをしてポイント獲得を狙います。
フルコンタクト空手の中で
たくさんの流派があり、
同じように伝統空手の中でも
たくさんの流派があります。
家の近くにフルコンタクト空手と伝統空手の道場があったとき、
どちらの方が良いか迷っている方もいるかもしれません。
ズバリ、個人的な見解を述べます。
私は、伝統空手をおすすめします!
自分がやっていたからです^^;
そのような個人的な嗜好を除いて考えてみても、
伝統空手をおすすめします。
私は格闘技が好きで、
フルコンタクト空手の試合も好きですし、
道場見学にまで行ったこともあります。
さらに、極真の松井章圭さんの演武を見るために
駒場東大前の東京大学文化祭まで行ったほどです。
その上で伝統空手をおすすめするのです。
大きな理由は生涯スポーツとしての可能性です。
フルコンタクト空手は
直接打撃を体に当てるという性質上、
どうしてもパワー勝負になります。
子どもたちの試合を見ていても、
ひたすら突進してなぐり合う姿が見られます。
その時、どうしても体力勝負になる可能性があるのです。
体格が大きい子、力が強い子が勝つ。
技も大切ですが、
とにかく突進してパワーで押す方が勝つ場面を
目にすることが多いはずです。
若いうちはこのパワーを高めていくということは
どんなスポーツでも大切ですが、
肉体は衰えていくのは当たり前です。
フルコンタクト空手は肉体に頼る面が大きいので、
肉体が衰えたときに続けることが厳しくなります。
また、競技者に故障を抱える人が多いのも
フルコンタクト空手が肉体に頼っている証拠でしょう。
肉体に頼るスポーツは肉体の衰えと共に
楽しめなくなってくるものです。
その一方、
肉体ではなく内面は高まる一方です。
内面を高めていく道のりに終わりはありません。
この内面を高めるためには
伝統空手が適しているのです。
伝統空手は性質上、
肉体よりも間合いを測る力、
相手の虚を狙う力、
カウンターを狙う集中力、
あげればきりがありませんが、
内面を鍛える要素があふれています。
さらに、型の習得が重視されます。
型は、自分の指先、足の位置、
力、呼吸とすべてに意識を払うことを
要求されます。
伝統空手の型は自分の感性を鋭くすることに役立ちます。
肉体よりも内面を重視することができるため、
肉体が衰えても空手を高め続けていくことができるのが伝統空手。
その点で、伝統空手をおすすめします。
さらに、伝統空手は2020年のオリンピックの正式種目になります。
これだけでも競技人口の広がりを期待できます。
また、高校、大学では
伝統空手を部活として取り入れているところが
多くあります。
子どもの頃に習っていた伝統空手を
高校、大学でも続けることができる点で
かなりのメリットがあります。
これからの理由から、
私は子どもの習い事に伝統空手を強くおすすめするのです。