2017年9月17日日曜日

親の言葉が子供に与える影響力の大きさ


子供にとって、
親の言葉は絶対的な影響力をもっています。


そんなことは当然わかっているよ!


なんて声が聞こえてきそうですが、
なかなか意識できていないことってあるんですよね。


例えば、兄弟喧嘩をしている場面で、
兄弟のどちらかに
「あなたは思いやりがない!」
と注意したとします。



親からしてみたら、
「思いやりをもってほしい」
という思いのもとで発している言葉です。


しかし、子供は違った受け止め方をすることがあるんです。


「俺は思いやりがない人間だ。」


思いやりをもってほしいのに
思いやりがない人間だと
思い込む方向に力が働いてしまう。
親はそんな思いをもっていなくても・・・


そして、
「自分は思いやりのない人間」なのではないだろうか?
という思いは子供の心の中に残り、
少しずついろいろな経験をそのことと結びつける。

雪だるまが大きくなるように。



「そんなことしたら、弟が悲しむでしょ。」

「自分が言われたらどう思う?」



自分の行動が相手の気持ちとどうつながっているのか?
を考えるきっかけとなる言葉を投げかけてあげれば良かったのです。



たった一言を例にあげましたが、
1日を通して振り返ってみると、
無意識に何回も子供の性格を断定する言葉をかけている
ことがあるのです。


だからこそ、
親として、自分の言葉は、
子供にどんなメッセージを与えているのか。
自分はどんなメッセージを与えたいのか。


そこを深く考えながら
言葉をかけてあげる必要があるのです。


そんなことをいちいち考えて言葉をかけるのは、
とてもまどろっこしいかもしれません。


でも、徐々に慣れてくるものなので、
はじめのうちは面倒でも意識して言葉を選ぶ作業を
続けてほしいです。


それが無理なら、夜布団に入って目を閉じ、
自分が子供にかけた言葉について
少しばかり振り返る時間をとってみてください。


とにかく、自分の言葉を客観視することが
子育てでは大切なことですので。


慌てずに、今日できなくても
明日少しできればいい。


そんな心持ちで少しずつ親として学んでいければいいのだと思います。


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