2017年9月12日火曜日
子どものやる気を高める親の接し方。
子どものやる気を高めたい。
そのような声をあげる親が多い。
特に小学校の中学年になったころから
声があがり始めます。
子どものやる気を左右する要素は
山ほどあって、
これ!といって限定することは
難しいからやっかいです。
でも、幼少期のお子様をもつ方には
確実に有効な手段があります。
それは、親が子供に関心をもつということです。
当たり前のことですが、
当たり前にできないことが多いのです。
例えば、
子どもが何か願いがあったとします。
それをたどたどしくても、
言葉にして親に伝えようとします。
そんなとき、
親が仕事などが忙しかったり、
他の兄弟に目を向けて、
軽くあしらったとします。
すると、
子どもの心の中には、
「自分から他者に働きかけを行っても、
その行為は無駄に終わる。」
という経験が残ります。
小さいことですが
この「自分から何かをしても無駄に終わる」
という経験が積み重なれば重なるほど、
子どもたちは無気力になってきます。
自ら他者であれ、対象物であれ、
行動を起こさないようになってくるのです。
どうせ思い通りにならないんだ。
そのような投げやりな心理が基になっているのです。
特に幼少期の子をもつ親は、
子どもの言葉に対して
敏感になるべきです。
無理なものは無理と伝えることでもいいんです。
とにかく、自分から何かを働きかけたことに、
親がリアクションをしてくれて、
話が前に進んでいるという経験が大切なんです。
中学年、高学年と大きくなってしまった子に対しても
出来る限り、子どもが行動を起こしたら、
しっかりと反応をしてあげるという
小さなことから、やる気の芽を植えることができます。
ただ、中学年、高学年からやる気を高めるのは、
幼少期からの働きかけと違って、
本当に骨が折れる作業となります。
そのことについては、
またいつか。