2017年10月19日木曜日

子どもの悪いテスト結果の対応方法「叱らない」

テストの結果が悪いとき、
皆さんはどうしていますか?


イラっときて強く叱ってしまうということは
普通によくあることですよね?


ただ、当たり前かもしれませんが、
この強く叱るということは
プラスになることはほとんどなく、
大きなマイナスになってしまうのです。


どのようなマイナスになるかというと、
次のような事例として現れます。


子どもたちと話をしていると、
親にテストを見せていない
という子が必ず何人かいるんです。


私からしたら、
テストを親に見せないなんて
ありえないことなんですが・・・


というのも、
私の子どもが一定期間テストを見せなければ、
絶対に変だなと気づきます。

しかも、子どもだって、
もし見せないことを選んだら
後でどんなマイナスが待っているかを考えることができるはずです。


1年間テストを見せないでいられる状態が、
成り立ってしまう親子関係には
別の問題がありそうですが、
今回は話がそれるので書きません。



子供がテストを見せなくなる原因としては、
親に強く叱られるのが怖いからです。


サザエさんのカツオ君が0点のテストを
隠す心理と全く同じです。


では、サザエさんの波平さんのように、
子供の悪いテストの結果を見て強く叱る親の目的は何か。


その目的は、
「勉強ができるようになってほしい」
でしょう。


とても大切な目的ですが、
叱られているとき、
子どもの頭の中はどうなっているでしょうか。


ほぼ思考停止です。

叱られているときには深く考えることができません。


もし考えることができたとしても
叱られているときには深く考えることができません。


どうしたら怒られるレベルが
小さくなるかな?

怒られる時間が早するためには・・・
といったレベルです^_^;


叱られたからといって
何か大きな学びがあるのではなく、
自己肯定感を低下させることが多いのです。


自己肯定感を低下させるということは
具体的には「自分は駄目だ」と思い込み始めるのです。


親としては
「なにくそっ!」と思ってくれることを期待しているのでしょうが、
子どもは発奮するより委縮することの方が多いのです。


ただ、目の前の嫌なことから逃げたい。
自分の肯定感を守るために。


そして選ぶ安易な道として
テストを親に見せないという方法が出てくるのです。


もしテストを見せないことが不可能であれば、
カンニングという方法で、
テストの点数そのものを怒られないレベルに上げようとします。


このように、
子どもの悪いテストに対して
感情的に叱るという行為は、
子どもの勉強にとって、人格形成にとって
マイナスに働くことが多いのです。


テストの結果はもう変えることができません。


強く叱るより大切なことは、
次のテストに向けて一緒に作戦を考えてあげる。


テストが終わってから叱るのではなく、
むしろテストがある前にわからないでいるところを
ちょっと助けてあげる。


そのようなことの方が
強く叱るより子育てにおいては
建設的で大切なことだと思います。


みなさんはいかがでしょうか?


もし強く叱ってしまうことがあるなら、
少し参考にしてみていただけたらなと思って書きました。


では、子育て一緒に頑張っていきましょう。

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