2017年6月21日水曜日

親が言っても聞かない子どもへの対処

親がもつ子育ての悩みなどを聞いていると
少し気になる言葉があります。


「言っても聞かないんです。」


このフレーズは本当に良く耳にします。


どうして気になる言葉なのか。


その言葉の裏から
親としての覚悟の強さのようなもの、
信念の強さのようなものが見えてくるからかもしれません。


その言葉を積み重ねていけばいくほど、
子育てはより困難なものになっていきます。


子どもが親の言うことを聞かないことを良し
としながら歳を重ね、
身体も大きくなってくれば、
より指導は困難となります。


親は子育てに対して弱気になってはいけない。
親は子育てに対して怠惰になってはいけない。


「子どもに言っても聞かないんです。」
という言葉の裏には
聞かせようという決意が足りない
という意思が見えてくることがあります。


子どもが聞かないのではないんです。
子どもが聞かないことを許す自分がいるんです。

だから、
聞かないのではなく、聞かせるんです。


子どもが中学になってから
聞かせる!と決意しても
先ほど言ったように体も大きくなっていて
とても指導が困難になるでしょう。


鉄は熱いうちに打て。
この言葉は子育ての王道です。


親が子育ての信念をしっかりもち、
子どもが自立するためには
必要なことだと判断することがあるなら、
徹底的に身に着けさせる決意が必要なんです。


どう子どもを育てて良いかの子育て観が
しっかり定まっていないと、
子どもに対して信念をもって
指導をすることができくなってしまいます。


信念が無い結果として、
「言っても聞かないんです」レベルで
指導を止めてしまうことに
繋がってしまいます。


インフルエンザウィルスは
ワクチンに対してどんどん抵抗力をもつよう
進化していきます。


それと同じように
中途半端な注意を繰り返していると
子どもは親の注意に対して抗体をもつようになり、
成長するにつれて何も聞かなくなってきます。


だからこそ、大きくなる前の
小さいころの本気の子育てが
大切になってくるんです。


もし、すでに「言っても聞かない。」
状態に近づいていたとしても
子育てに遅すぎるということはありません。
気付いた今日が吉日。
決意をするのは今日です。


もし、子育てに苦しみ、
我が子が言っても聞かないという状況に
なりはじめているのだとすれば
一度、夫婦で顔を突き合わせて、
子育て観を確かめ合うことが必要です。


そして、クリアになってきた
子育て観を元にして、
本気で、全力で子育てに向き合う。
それは明日からではなく、今日から!

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