2017年6月26日月曜日

親子間の会話が無くなる原因は思春期のせいではない。



親子の断絶。

かなり衝撃的な言葉ですが、
軽い状態の家庭は思った以上に多いものです。


子どもが話してくれなくなった。


思春期に入った子は
親と積極的に話したがらない傾向にあります。


が、思春期だけの影響ではないことがあるので
注意が必要なんです。


というのも、思春期に入った子のすべてが
親と話さなくなるというわけではないので、
他にも原因があると考える方が普通です。


その原因の中で重要なものが
親が子をジャッジするということ。
自分の物差しで評価するということです。


何か子どもが相談したとき、
話の内容だったり、
その子の想いだったりを
しっかり理解しようとするのではなく、
自分の主観で評価する親は多くいるものです。


例えば、(極端な例をあげますが、)
家に帰った子どもが、
「今日、学校で先生に怒られたんだ。」
と伝えたとします。

すると、
「何か悪いことしたんじゃない?」
と親が答える。

何気ない会話ですが、
この瞬間に子どもは親に話をしようという
意欲をそがれます。


頑張ってさらに話を進めたとします。
「消しゴムを落として拾っただけで、
 怒られたんだよ。」

すると、
「先生にちゃんと言わないで拾ったあなたが悪いんでしょ。」
と間髪入れずに評価する。


何かにつれて自分をジャッジされる
経験をすれば、子どもが親に話をしたくなくなるのは
当然のことでしょう。


そうやって自然と親に対して
自分の意見、考えを言わなくなり、
その時期が思春期と重なることがあります。


思春期と重なると、
親は自分に原因を求めず、
思春期のせいにします。


自分の態度を変えることがなければ、
親子関係は悪化する一方です。


たしかに経験豊かな大人が
評価してアドバイスすることは重要ですが、
そのタイミングを間違うと
評価、アドバイスすらでっきないほど
親子間の会話が無くなってしまうという状況にもなります。


しっかり聞く。
思いを理解する。


そんな基本的なことを
大切にすることが子育てでは大切になります。

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