2017年6月14日水曜日

子どもを不幸にする方法

「子供を不幸にする一番確実な方法は
 子供が欲しがるものを
 何でも与えてやることだ。」


         ルソー



この言葉は、子育ての真実をついています。

「欲しがるもの」を我慢することなく与えられた子は
忍耐という人間として生きる上で
とても大切な資質を育てることなく成長します。


しかし、社会に出てみたら、
忍耐しなければならないことばかり。


特に、若いうちは会社など
自分が所属するチームで理不尽な場面に
多く遭遇することでしょう。

そんなとき、
忍耐の力が育まれていない子は、
すぐに退社という道を選んでしまいます。


退社することも正解のときもありますが、
自分の忍耐力不足での退社は、
新しい会社に行っても
また退社という道を選ぶことにつながるものです。


欲しい物を与えられるという言葉で
ルソーは表現していますが、
私は「したいこと」を自由にさせるということも
同じく子どもをダメにする親の行動だと思います。


ゲームの時間を何時間も与える。

習い事を習っておいて、
やめたいと言ったらすぐにやめさせる。

テレビをずっと自由に見させる。

片づけがしたくないからと
机の上、カバンの中と雑然としたままにさせる。


これらも子どもの忍耐力を完全に奪う行為です。
めんどくさいことから逃げる習慣を
さらに強くしてしまうだけです。


そうやって大人になった子は、
さきほど書いたのと同じく、
社会の厳しさに適応できないものです。


怒られたらすぐに辞めてしまう新人が
笑い話になっていますが、
笑っていられない身内事になってしまう可能性があるのです。


だからこそ、
ルソーの言葉を思い出し、
それとは逆に子どもには
適度な試練を与えることが
大切になってくるものです。


「子供を不幸にする一番確実な方法は
 子供が欲しがるものを
 何でも与えてやることだ。」



この言葉をもう一度じっくり読み直し、
今日からの子育てを少しでもよりよきものにする。


これを読んでいる親である皆様にとって
役立つ情報であれば嬉しいです。

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