2017年4月5日水曜日

共働きしながら子育てするとき大切なこと

共働きの子育て

共働きの家庭が増えています。


今の日本の社会では
普通のことになってきていますよね。


教育現場では、
学校や家庭で暴れてしまう子が増えてきている
と言われています。


この共働きと学校や家庭で暴れてしまう子どもには
密接な関係があるのです。


子どもが学校で生活をしていれば、
自分の思うようにいかないこと、
理不尽なことがたくさんあります。


そのようなことが学校であったとき、
子供がイライラして家に帰ることもあることでしょう。


子供は心に溜まった不満をどこかに吐き出したい気持ちで
いっぱいです。


そんなときに、
共働きの家庭では、
子供の話を聞いてあげる時間が短くなってしまいがちです


そのこと自体は共働きでは仕方がないことでもあります。
また、時間ではなく、話の内容の濃さで補うこともできるでしょう。


ただ、次のようなときには仕方が無いと流すことができず、
親子関係に問題が起こりやすくなります。


それは、親が仕事場で問題があり、
イライラしているときや、
忙しすぎて心に余裕がないとき
です。


そのような仕事でとき、
家に帰って子どもの話を
余裕をもって受け止めてあげることができないのです。


さらに悪いこともあります。


自分が仕事に忙しく、罪悪感を抱えているとき、
何とか子供の役に立ちたいという思いが強くなり、
その思いの強さが返って仇となり、
子供に対しての小言が増えてしまうことです。


子どもと過ごす短い時間に
どうしても伝えたいことが出てきます。


子どもの宿題を見て、持って帰ったテストを見て、
何とかしなければと物申したくなります。


そんなときは子どもの言いたいことを
聞いてあげる心の余裕がなくなってしまいます。
子供の声を聞くより、自分発信の小言が多くなってしまうのです。



子どもを愛するからこその行動ですが、
子どもは愛を理解できず、
ただ、自分の話を聞いてもらえないんだと
ストレスを抱えてしまいがちです。


また、仕事で忙しく短い時間の中なので、
子供から学校で起こったトラブルを聞けば、
ビジネス感覚で早急に解決してあげたくなります。


論理関係を明らかにし、
解決策をてきぱきと伝えるような
仕事の延長線上のように子供との会話が行われることもあるのです。


学校で問題を抱え、
ただ聞いてもらって共感してもらいたかった子どもは、
てきぱきとジャッジされ、
自分が批判されるような気すらするものです。



このような経験を通して、
徐々に親に何も言わなくなってきます。


日々、子どもの心の中にある
イライラは消えず、残り続けます。


そのイライラが心の許容量を超えたとき、
学校で、家庭で、先生や親、友達にぶつけてしまう
という形をとるのです。


経済的な事情もあるので、
共働きも避けることは難しいでしょう。


また、共働きは決して悪いことではありません。


大切なことは、
共働きで子供の話を聞いてあげられる時間が短くても、
全ての行動をストップして子どもの話を全身で聞いてあげることです。

親が全身で聞いてくれているとわかれば、
子供の心は少しでも軽くなるものです。


共働きと子育てを成立させている家庭は、
会話であれ、一緒に遊ぶであれ、
子どもの中に溜まっているイライラを放出させてあげる
ということができています。


子どもの健やかな心の成長のために、
子どもの話を全身で聞いてあげる

ということを少し意識するだけで、
子どもの心は穏やかになっていきます。


共働きで子育てをされている方に伝えたいことでした。
参考になれば幸いです。

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