頭が良いというのは
どういうことか。
その1つに判断力があります。
選択肢があるときに
どちらがより良い答えなのかを
判断する力です。
その判断力を育てるためには、
子どもが判断する場面を多く経験する方が良いものです。
しかし、子どもたちの周りには
その判断を奪う場面が多くあります。
学校では、教師の言うことをしっかり聞く子が
正しい行動だと教えられます。
自分で判断する場面は思った以上に少ないものです。
「前に習え。」
という号令の元、何も考えないで整列し
下校時にちょっとでもはみ出せば叱られます。
周りに誰もいなくても。
廊下は走るなで徹底。
明らかに誰もいなく、ダッシュではなくて、
軽いジョグの様にしても、
その場面が見つかれば叱られます。
学校では判断力を身に付けるより、
自分で判断せずに、ルールに従うことを学びます。
もちろん、意識的に
子どもに判断力を付けるように指導している先生も
多くいます。
が、集団を管理するというシステム上、
どうしても個人に判断を任せる場面は
少なくなってしまうおのです。
しっかり判断力をつけるためには、
家庭での教育が不可欠になります。
が、ここで気を付けたいのが、
子どものことを面倒見過ぎる
過保護な親です。
何事も先回りして、
教えてあげたくなる教育熱心な親は、
子どもが判断する前に教えたくなるものです。
「〇〇しなさい。」
という言葉が口癖になってしまっていたら、
子どもの判断力は鍛えることができません。
子どもの人生において、
立ち直れないほど大きな失敗とならないのであれば、
ある程度は子どもに任せてあげることが
判断力を高めるためには大切なことです。
過保護になり過ぎていないか?
自己点検をすることが、
子どもの判断力を鍛えることにつながります。
ぜひ、「子どもの判断力」という観点で、
自分の行動を点検してみてください。