わが家はハムスターを飼っています。
娘の友達と親が
家に遊びに来たことがありました。
外国の方です。
すると、ハムスターを見た親が
私の家では飼うことができないと言うんです。
どうしてですか?
と聞いてみると、
飼うことができない理由は
「子どもが自分で世話をすることができないから。」
というものでした。
「あなたの子供は世話できるのか?」
と質問されたので、私の考えを伝えました。
できるかできないかと言えば、
できることもあるし、
できないこともあります。
誰もがはじめは世話ができなくて
当たり前なのではないでしょうか?
100%世話できるようになるまで
ハムスターを飼うことができない。
そうではなくて、
飼うことで10%だったお世話する力が
徐々に20%、30%と上がっていくのではないでしょうか?
そうやって
子どもが100%でなければ
やらせないという考え方では
子どもが成長する機会を
うばってしまうことにつながってしまいませんか?
そんなことをやんわりと伝えました。
親は子育てに対して
完璧主義になってはいけないんだと思います。
はじめから完璧にできる子なんていたら
逆に怖いものです。
私の息子は空手を習っているんですが、
こんなことを私が言っていたらおかしいとわかりますよね。
「空手が上手にできないから空手は習わせない。」
順番が違いますよね?
上手にできないから習わせるわけです。
ハムスターのお世話も同じ。
生き物の世話が自分でできないからこそ
自分で世話できるように
生き物を飼うことによって成長することができるんです。
完璧主義の親は子どもの可能性をつぶす
そんな危険性があることを
子育ての参考にしてもらえたらと思います。