2016年9月25日日曜日

子供の自信をうばう親の考え方




自信を無くして消極的になっている子供に出会うことがあります。


自信を無くす原因はさまざまですが、
それが私たち親の言動も影響しているとするなら、
その影響は少なくしたいものですよね。


では、子どもの自信をなくしてしまう
親の言動について書きましたので
参考になれば幸いです。



私たち親の言動で特に気を付けなければならないのは
子供への「高すぎる欲求」です。



私たち親の子供のころを振り返ってみると
2通りにわかれます。



小さいころから勉強ができてきた親。

小さいころから勉強が苦手だった親。



みなさんはどっちの親ですか?



気を付けなければならないのは
小さいころから勉強ができてきた親です。


自分が子供のころにできていたんだからと、
自分の子供のころを基準として、
自分の子どももできるはずだという思い込みが強くなります。



その思い込みは子供に対する要求を
知らず知らずのうちに強くしてしまうことがあるのです。



例えば、テストで90点を持って帰っても
「残念!100点じゃなかったのね。
 次回頑張ろうね。」
なんて無意識で伝えてしまいます。



90点を採ったプロセスの中には、
子供たちが褒められるべき頑張ったポイントはたくさんあります。


親が思い描いている基準が100点にあるため、
その褒めるべきポイントには目もくれず、
どうしてもダメだしの視点になってしまうんです。



90点以上の常連の子であっても
表情にどこかしら精気がなく、
自信が無い子の原因の1つがそのようなところにあるんです。



また、勉強が苦手だった親にも気を付けるべきタイプの人がいます。


自らの勉強に対する劣等感を
子どもを通して解消したいという意識
知らず知らずもってしまっている人です。



すると、自分が勉強できなかっただけに、
子どもには何が何でも自分の勉強に対するトラウマのようなものを
解消してもらいたいので、
過度に要求が高くなってしまいます。



子供たちもそんな親の要求に答えられたら良いのですが、
そのような親が気にしているのは、
他の子との比較になってしまっていることが多いものです。



比較の中では褒められる経験より、
ダメだしされる経験の方が多くなってしまいます。


というのも、誰もがトップ層になれるわけではなく、
大部分は中間層から上位層の間あたりに位置してしまうからです。


もちろん、ここに挙げたのは極端な例です。



ただ、今まで自信が無い子の家庭を教師として観察してみて、
このような傾向が多いので、
ちょっとでも参考になればと思って書いてみました!



では、子育ての相談お待ちしております。
バンコクの子育て相談

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