2016年7月24日日曜日

自分の頭で考える子を育てる

子どもたちに指導をしていると
心配になることがあります。



それは、考える力が低下している
ということです。

自分の頭で考える



国語問題を解き始めて5分も経たずに
わからないところを質問してくる子が
1人ではなく、何人も出てくるのです。




質問できることは良いことなのに
なんで心配になるのか。




それは、国語は文章を読み込み
それに基づいて答える特性上、
どうしても論理的に読み解き、
思考を重ねるようにして
解いていく必要があり、
それには5分以上はかかるからです。



考えればわかる
なんて乱暴なことを言うつもりはありませんが、
考えることを放棄した状態の子どもに
答えを教えても
子どもたちは、その問題の答えを知ることができた
というちっちゃい満足感を手に入れるだけで
終わってしまいます。



国語は算数と違ってそもそも
復習する子は少ない科目。



解説を聞いたときに
自分の答えの導き方と
先生の答えの導き方との違いから
多くを学びとることができるようになるためには
前提として深く自分で考える経験が必要不可欠なんです。



それにも関わらず、
わからないという状態に
耐えられない子供が増えていることに
心配をしているのです。




どうして考える力がここまで
低下しているのだろうか。



それは、身近に接している人たちが
優し過ぎるということもあるでしょう。


何かわからないことがあると
すぐに答えを教えてあげる人が
身近にいればいるほど
子どもたちの考える力は低下します。



なんでだろうね?
と一緒に考えてあげられる人が必要です。



また、ネット環境もマイナスに働くことがあります。



ググれ。



最近よく聞く言葉ですが、
自分の頭で考える前にGOOGLEで調べて
答えをすぐに知ることができてしまう。



そんな環境で育てば
自分の頭で考えることをしなくなって
当然なのかもしれません。



子どもたちの好きなゲームですら
攻略法がYOUTUBEですぐにアップしてあるものです。



子どもたちはそれを知っているので
ゲームでわからないことがあれば
すぐにYOUTUBEで調べて攻略しようとします。


自分の頭で考えて
答えを探すというプロセスを
ゲームですら避けてしまっているのです。



これでは考える力が育たないのも
無理はないかもしれません。



だからこそ、私たち大人だけは
安易に子どもたちに答えを教えることなく
自分で考えることを
少しでも意識的にさせてあげる必要があるんだと
考えています。



ぜひ、子育ての参考にしていただけたらと思います。

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