人生は一冊の書物に似ている。
馬鹿者たちはそれはパラパラとめくっているが、
賢い人間はそれを念入りに読む。
なぜなら、彼はただ一度しかそれを読むことが出来ないのを知っているから。
ジャン・パウル
ドイツの小説家
ドイツの小説家
人生が1回だけなんてことは誰でも知っています。
しかし、慣れというのは恐ろしく、
1回だということは忘れ去られ、
無為な時間を過ごしてしまうことがあるものです。
もし好きな書物が、1回しか読めないなら、
確かに念入りに丁寧に読んでいくはずです。
何回も読めると思えば、
気楽に読むでしょう。
人生が1回しか無い。
今日という日は二度とこない。
そのことを心から納得できれば、
もっともっと日々の生き方が濃くなるはずです。
永遠に生きられるとしたら
人生はまったく面白くない。
5年後でいいや。
10年後でいいや。
といつまでも後回しにできるなら
ずっとだらだらしてしまいそうです。
人生を色濃く生きるためには
人生が1度しか読めない本のようなものであることが
大切なんだと思います。
子育ても同じようなことが起こります。
子供の「今」はかけがえのないものです。
日々一緒にいると成長している姿に気づきにくいものですが、
子供のころは必ず終わりを迎えます。
だからこそ、
子供と過ごす「今」を大切にしていきたいものですね。