2018年5月15日火曜日

自分の子を他人の子と比べて落ち込んでしまう親へ

剣の頂を目指した武蔵がやっと目指した山頂に
たどり着くと、目の前の雲が晴れたところから
さらなる高い山々が見え、唖然としている場面。

富士山


せっかくの達成感も
他と比較することで吹っ飛んでしまうことがある。


私たちは誰かと自分を比較し
一喜一憂することを小さいころから
身体にしみこませて成長してくるものです。


テストの点数、通知表、
大人になれば、芸能人、モデル・・・


子供のころから染みついてきた
人と比較するということを避けることは難しいです。


どうせ比べるなら、
自分がどれだけダメか、
相手がどれだけ優れているか
と考えるのではなく、
自分と他人の違いを知り、
自分の個性を磨くために比べる


人と比べて自分はこんなことが好きな人間なんだ。
人と比べて自分はこんなことを考える人間なんだ。
人と自分は違ってもいいわけです。
上か下かといった問題ではありません。


小さい赤ちゃんの頃の子供の写真を見ると、
今にも消えそうなか弱く尊い命が
元気に続いてくれたら、
ただそれだけでうれしい
考えていた親になりたての気持ちを思い出すはずです。


やがて幼稚園、小学校と集団に所属すると
他の子と自分の子の違いが強く見えてきます。


その違いを自分の子の個性を知るためではなく、
限定された狭い分野で優れているか劣っているかと比べてしまう。
親も子も悲しむ結果になることが多いでしょう。
世の中には上には上がいるからです。


終わりなき比較の地獄です。


上下といっても、
本来、人間のトータルとしては上も下もなんいんです。
福沢諭吉先生が言ったように。


天は人の上に人をつくらず。
天は人の下に人をつくらず。


我が子を見つめ、
今感じることができる幸せは何か?
我が子を見つめ、
感謝できることは何か?


他人と比較して上であれば幸せ。
下であれば不幸せ。
そう考えるのではなく、
生まれてきたところを基準とすれば全てが上です。


明石家さんまさんがすごいことを言っていました。
生まれたときは丸裸。
死ぬときにパンツ一枚はいていたら
もう勝ち組だということですw


今日も子どもたちが元気であることに
自分自身も感謝することを忘れないようにしたくて
記事にしてみました。

少しでもお役に立てたらうれしいです!



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