2016年6月1日水曜日

【受験は良いのか悪いのか】という問いの答え



受験が良いか悪いかと聞かれることがあります。


当然、受験には良い場合と悪い場合がありますが、
そんな答えではありきたりですね。

でも、良くなる場合と悪くなってしまう場合をしっかり把握して
バランスを保ったうえで判断することが大切だって思います。

受験が良くなる場合


保護者の方とお子様が
その受験される学校の特色をしっかりと
理解して受験するのであれば
受験は子供にとって良くなる可能性が高いです。


本人のやる気も自主的に高まるので、
保護者の方も
いちいち勉強しなさい!とお尻を叩く必要はなく、
応援のしがいがあります。


受験が悪くなってしまう場合


子供にとって高すぎるレベルの受験である場合は、
悪くなる可能性が高いです。


どうしても今の生活パターンを
完全に壊して勉強しないと合格できないので
人生のドーピング的な努力を強いられます。


人は短い時間であれば
頑張りぬくことができます。


ただ、そのドーピング的な頑張りは
精神と体にかかる負担が大きいので長期間は不可能です。


ドーピング的な勉強の仕方をして
ギリギリ合格したとします。


入学してみると
ドーピングを使わずに合格してきた人が
大勢いることになります。


するとどうなるか。


これからもドーピング的な努力を続けないと
クラスで成績下位の存在になる可能性が高いということです。


もし下位で居続けることになる場合は、
かなり強い自己否定感をもつようになるかもしれません。


ただし、
学校の特色を理解し、どうしてもここに通いたい!
という強い熱意を本人がもっていたときは
例え成績下位の存在になっても
そのまま目的を見失わずに努力を続けることが可能です。


高いレベルにも関わらず、
親が言う通りに素直にドーピング的に受験したという子どもは
入学後に急ブレーキがかかり、
周囲のノードーピング学生との比較で
劣等感を植え付けられてしまいます。


受験は受験校の特色を親と子が納得しているならGOOD。

子どもがなぜ受験するのか納得もしていないならBAD

ちょっと背伸びすれば合格できるレベルならGOOD。

ドーピング的な努力が必要なレベルならBAD
親子が学校の特色に納得している場合はGOOD。


参考にしてみてください。


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TJ子育てLABラボ

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