子どもに何かをやらせたいとき
もっともっと子どもについて
想像してみる必要があります。
例えば、
「整理整頓しなさい!」
なんていうのはご家庭の中で
良く聞こえてくる言葉ですよね。
ここで子どもについて何を想像したらよいのか。
それは、もし自分が子どもと全く同じ環境にいたとしたら
自分なら整理整頓するだろうか。
ということです。
子供目線で考えてみる。
朝起きて、子どもが学校に行くまでの動線や目線。
子どもたちが目にするもの。
起きて布団もそのままで、
脱いだねまきもそのまま。
朝ごはんを食べて
お皿はそのまま。
誰もが忙しいから
子どもに声をかけて教えてあげる人はいない。
学校から帰ってくると
脱ぎっぱなしのねまきや朝ごはんの皿は
当然のように誰かに片づけられている。
子どもの頭の中には
整理整頓の文字は浮かばない。
靴は脱ぎっぱなし。
カバンもそのままで遊びに出る。
誰も声をかける人はいない。
家に帰るとカバンは定位置におかれている。
誰かがやってくれていたのだろう。
子供は整理整頓のことは今だに
少しも意識はしていない。
両親の本棚は埃が溜まっていて
秩序がない。
台所には洗われていない食器が。
水道の蛇口には水垢。
散らばった歯磨き粉。
リビングのテーブルには
細々とした物が置かれている。
そして時々、思い出したかのように
親から怒鳴られて
しぶしぶ勉強机などを片づける。
などなど・・・
そんな環境で生きている子どもに
整理整頓しなさい!と声を荒げて
本当に整理整頓ができるようになるでしょうか?
自分が子どもになったつもりで
想像してみたら感じると思うのですが、
整理整頓に価値を感じることができないのではないでしょうか?
親は叱る前にやることがあると思います。
子どもになって考えてみる。
たったこれだけで
あらゆることに気づきが生まれてくることでしょう。
ぜひ、やってみてくださいね!
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