親である私たちは
子どもに対して価値観をプレゼントしている。
プレゼントと言ったらよいものだけど
悪い価値観もあるかもしれないのが
怖いところです。
自分は価値がある存在か。
私たちが築き上げてきた自分に対する価値は
外部からの影響を多分に受けているもの。
自分の親だったり、学校だったり、メディアだったり。
私たち大人が受けてきたように
私たちの子どもも日々外部からの影響を受けています。
ただし、最も影響を受けるのが
日々接していて子どもが愛する親からの価値観です。
親が子に与える価値観の
影響力は大きいからこそ
もう一度わが身を振り返ってみることが大切です。
例えば、何気なく日常的に言っている言葉が
子どもたちの価値観を作っています。
「片づけができないわね。」
机周りが汚い子どもに対して、
当たり前に事実を伝えた言葉。
でも、子どもたちはこの言葉から
どんな価値観を創り上げていくのか。
「自分は片づけができない人間だ。」
片づけをしなければ!
ではなく、自分は片づけができない人間なんだ
という価値観を受け取ってしまいます。
もう少し根本的なところに原因をさぐる必要があります。
例えば、子どもは生まれたときから片づけができるか?
片づけができるわけがありません。
とすると、片づけることが良いことだということを
どこかで学んでいたり、実感していたりする必要があります。
家のテーブルの上はどうなっているか。
下駄箱はどうなっているか。
洗面台、食器棚などあらゆるところに親の価値観が
あらわれているものです。
もし、整理整頓されていないのであれば
子どもたちは成長する際に整理整頓の良さを
味わうことがなかったのではないか?
そのように原因を考えることもできます。
そこを改善することなく
子どもに「片づけができない子ね。」との言葉は
子育てではマイナスに働いてしまうものです。
整理整頓が良いことである。
それは強制されて身に付けることではなく、
人格を否定されて身に付けることでもなく、
日頃の生活の中から
整理整頓が良いものなんだなという実感を得ることが
根本的なスタートであるべきだと思います。
そのためには
私たち大人が自分自身のもっている価値観を
一つずつ点検して正していくということも大切です。
私たちも学び続けて価値観を高め続ける。
そこに子育ての大切なポイントがあるはずです。
頑張って自らの価値観を高め、
子どもの模範となれるように
自分も努力を続けていきたいと思います☆
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