2016年3月30日水曜日

子どもがテストを親に見せなくなるということは・・・

昔のことですが、
テストの点数が悪かった!
と報告してくれた子どもに
何気なく、
「お父さん、お母さんは何て言ってた?」
と聞いてみたら、
ずっと見せていないとのことでした。

テスト


そんなことは無理でしょ?
さすがにばれるんじゃないかな?
と考えて聞いてみると、
学校でテストファイルにまとめていると
嘘をついていたそうです。



そして学年が終わりになるころには
親も忘れていたというオチでした^^;



もちろん、普通にテストを見せている子も多くいます。
ただ、内心は嫌々だけど、
仕方なく見せているという場合も多くあるようです。



どうして子どもは親にテストを見せなく、
もしくは、見せたくなくなるのでしょうか?



大きな原因の1つとしては
テストを見せることが
自分にとって良い気持ちになることではなく、
確実に嫌な気持ちになるものだからということです。




テストを見せたときに、
悪いところを指摘され怒られるだけだと
テストを見せることで子どもが得られる感情は
マイナスだけになってしまいます。



テストを見せてもマイナスだけの結果しか得られないのであれば、
当然の結果としてテストを見せたくなくなってしまうものです。




テストは何のためにやるのか。



テストは現在の実力を教えてくれ、
さらに苦手なところも教えてくれます。



テストは自分をより成長させるためにやるのです。




子どもの成長のために大切なのは2点あります。



①テストで間違えたところを復習するということ。




さらにテストの結果を通して
②日頃の勉強に対する取り組み方を振り返るということ。





テストは1回きりではありません。




テストは次のテストの準備にもなります。



復習をしっかりしておけば
学期末のテストや、年度末のテストで
良い結果をとることにつながります。



もちろん、復習をせずに身につかない知識があるままで
次の学年に進めば、
それは必ず足を引っ張るものです。



テストを通して、自分の日頃の勉強の仕方に対する
問題点を振り返って考えることも同じくらい大切です。




テストを見せなくなった子どもは
たいてい悩みも親に相談しなくなる傾向があるようです。




全ての物事は独立しているようで
繋がっているものです。



子どものテストの結果にジャッジする親は
子どもの純粋な相談に対しても
ジャッジする傾向にあるようで、
それが影響をしています。




妻が夫に相談するのは
ジャッジしてほしいのではなく
単純に聞いてもらいたいだけということがあります。



子どもが親に相談したい。
話を聞いてもらいたいのに
すぐにジャッジされ、
真意を伝えられない。
気持ちをわかってもらった感じを覚えない。



そんな経験を通して
だんだんと相談しなくなってくるんです。




テストの結果より
こちらの悩みを言わなくなる方が
大きな問題です。




いじめを受けていることを
親に相談せずに自殺してしまう子どももいます。



テストの結果に対しても
子どもの相談に対しても
親は共感してあげることが大切です。



子どもはジャッジしてほしいのではなく、
共感してほしいのです。



テストが悪いときは
親以上に子どもは凹んでいるものです。




だから、共感してあげて、
否定するのではなく
次につながる話をしてあげてほしいものです。




自分は結果に対してどう思うのか?
どうしたいのか?


この子どもから「どうしたい?」
という意思がうまれたあとだからこそ
アドバイスを受け入れることができるのです。



まずは共感してあげること。
このことを忘れずにいれば
子どもたちはテストを隠すことも少なくなるのかもしれませんね。


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