2016年1月25日月曜日

お金持ちになりたいという子どもにどんな言葉をかけた方が良いか?


子どもたちに夢を聞くと
こう応える子がいるものです。

「お金持ちになりたい」

お金持ち


子供の夢としてはちょっと現実的ですよね(^^;


お金持ちになること自体は悪いことではないので、
こんな夢であっても、夢をもつことは良いことですよね。


ただ、子供たちがお金持ちになりたいという夢をもっているなら、
「お金持ちになるには条件があるんだよ。」
ということを教えてあげる必要があると思います。


それはお金持ちになるために何をするのかが大切?ということです。


お金持ちになることは
何かの行動に対する結果ですよね。
お金持ちになるには原因となる手段があるわけです。


子どもたちはお金持ちという結果ばかりに集中してしまうのは
当たり前なことです。



そんなとき、大人としてできることは、
ただ聞き流すのではなく
「どうやって?」
と問いかけることです。



「お金持ちになりたい?だったら良い大学いかないと!」
なんて言っては思考停止状態になってしまいます。



良い大学に行けば誰でもお金持ちになれるのか?
社会を見て冷静に考えてみたら
そんなことはありえませんしね。



確かに良い大学に行っている人でお金持ちの人はいますが、
大学に出ていない人でもお金持ちはたくさんいるので、
「良い大学」がお金持ちになるための条件とは言い切れません。



お金持ちになりたいと子供が言うなら
「どうやって?」という問いの答えにくる
手段こそが考えさせるべき内容なんです。



その手段を考えることを通して、
自分が好きなこと、やりたいことについて考えさせることが大切です。



そのために大人は「どうやって?」
という問いを投げかける必要があるのです。



世の中にはお金を使う時間がないくらいに忙しいお金持ちもいます。
家族と過ごす時間すらありません。


世の中には自殺をするお金持ちもいます。


お金持ちになるために大企業に入社しても
すぐに退職する人もいます。


頑張り続けて鬱になる人もいます。


武器を売る人はお金持ちです。


お金持ちでも世の中の平和を乱している人もいます。


お金は結果です。
その結果だけを追い求めてしまったら、
幸せになれないばかりでなく、
他者の幸せを奪く可能性だってありますよね。


結局は、何をして得るのかということが
とても大切になってくるのです。


例えお金持ちになったとしても、
笑顔の少ない人生に、
他人の笑顔をうばう人生になってしまってはダメですよね。



子供たちの「お金持ちになりたいです。」
というまだまだ幼い夢。



その次に「どうやって?」と問いかけることで、
その夢が子供にとって深みのある、
学びのあるものに変化していくのです。


ぜひ、心の隅にでも覚えておいていただけたらと思います。

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