これの意味がわかりますか?
朝まで生テレビというのは
テレビ朝日で深夜に放送されているテレビ番組。
田原こういちろうさんが司会となり、
政論を繰り広げます。
その時の議論の様子ですが、
だいたいがお互いの主張を通し、
相手の主張を否定することに徹しています。
これが夫婦関係の悪化とどう関係があるか。
だいたい夫婦関係がうまく行っていない家庭では、
お互いの意見がぶつかり合うことが多いものです。
夫は夫なりの主張をする。
妻は妻なりの主張をする。
お互いが自分の土俵から出ることなく
ツッパリをし続けている状態です。
もし、夫なり妻なりが
議論を制し、
相手を土俵から突き出したとします。
これにて一件落着。
とはいきません。
突きだされた相手は、
必ず遺恨を残しているものです。
その遺恨が積もり積もって、
夫婦関係はどんどん悪化していく
傾向にあります。
まさに朝まで生テレビで
自分の話に耳を傾けてもらえず、
声色で制された論客の表情が、
この夫婦関係が悪化している夫婦の議論後の
表情と同じなわけです。
ではどうしたらよいのか。
それはお互いが相手の土俵に立つ
ということです。
相手が何を言いたいのか?
相手は何を感じているのか?
相手の真意はどこにあるのか?
そこをしっかり理解することが
とっても大切です。
すると、議論はお互いの意見のどっちかを
切り捨てるという
ツッパリ相撲から、
お互いがしっかり組み合った
相手をいかした相撲へと
変化していきます。
お互いの意見をつぶし合うのではなく、
お互いの気持ちがうまくいくような
問題解決はないのだろうか?
という新しい考え方が
生まれてくるものです。
お互いが相手の意見をつぶしにかかっていては
解決したように見えても
必ずしこりがどちらかの心に残ってしまうもの。
それは将来大きな芽を出して
夫婦の前の壁になることでしょう。
相手の話をしっかり聞く。
相手の意見をしっかり理解する。
相手の価値観をしっかりくみ取る。
それは議論に負けることではありません。
そこがスタート地点なだけです。
夫婦関係が悪化しないようにするためには
お互いが相手の気持ちを理解したという
スタート地点に立つこと。
ぜひ、夫婦関係を良好に保つために
意識してほしいことです。