2018年9月10日月曜日
子供の才能は遺伝で決まるのか?
以前、遺伝子で学力が決まるとか、
遺伝でその子が成功するか失敗するか決まる
という話を聞いたことがあります。
私がいろいろと文献にあたったり、
実際に教育現場で見てきた限り、
成功、学歴と遺伝には
確実な関係があるとは言い切れません。
勉強ができる子の親の学歴が
東大だと、「やっぱりなぁ」と遺伝を正当化するような
意見を言う人もいますが、
それは本当に遺伝と言い切れるのでしょうか?
遺伝と言うことで、
自分の子育ての正当性から目を背けたいだけなのかもしれません。
私は東大の親から東大に行く子が出るのは
遺伝ではなく、教育環境が原因だと考えています。
親が子にどのような言葉かけをするのか。
親が子に与える物はどのようなものか。
親が子に与える教育環境はどのようなものか。
などなどの外部の要因が積み重なった結果として
子が東大に行っただけで、
決して遺伝で決まったわけではありません。
親の学歴が高くてもも、社会的に成功していても、
家庭を顧みずに子を引きこもりにさせる家庭だってあります。
遺伝子が影響しているのではなくて、
親の行動が子の才能に影響を与えているだけです。
その結果、才能が開花する子がいるし、
開花しない子もいます。
才能が開花しなければ、
別の才能を見つければいいし、
本気で好きなら、今は開花していなくても
頑張り続けることでしょう。
親はそれをサポートしてあげればいいだけです。
遺伝子の話は関係ないことです。
もちろん、中には抜群の記憶力を持つ子もいるでしょう。
けど、それは一部の一部であるし、
親がそのような記憶力を持っているとは限りません
子供の才能を遺伝と決めつけてしまうことで
可能性を狭めてしまうことは
子供の未来にとって本当に怖いことだって思います。