2018年1月15日月曜日

子どもと正面から向き合うことから逃げない。



子育ては便利な機械のようにポチッとは行かないですが、
便利な世の中で暮らしていると、
安易な方法を探して苦しんでいる親が多くいるようです。


洗濯機も、テレビも、
パソコンも携帯など、
見の周りを見渡すと、
全てがボタンを押せば何とかなることばかり。


何とかならないことが
ほとんどないときに、
子育てに対しては、
簡単に何とかならないことばかりが次々と起こってきます。



その簡単に何とかならないことが起こったとき、
日頃から簡単なことばかりに慣れていると、
子育ても簡単な方法を探そうとしてしまうものです。



教育書に答えを求めてみたり、
テレビの情報を鵜呑みにしてみたり、
近所の人と同じようなことをしてみたりと、
自分の頭で考えることをストップして、
他人の言う正しいことを探そうとしてしまうのです。


それが自分の子どもに適しているのか?
という部分を置き去りにして、
近所で受験している人が公立校はダメね
と言おうものなら、それを自分の意見のようにして
我が子にも当てはめて考えてしまう。


本当に自分の子にとって公立校はダメなのか?
そこを考えることが抜けてしまっていることがあります。


子どもに変な病名を付けてしまうのも同じ原理です。


自分の思うようにいかない子どもを前にしたとき、
ネット上にある情報から、
簡単に病名を付けてしまうことで、
子どもと向き合うことから逃げることができます。


ADHDなんて病名は
バーゲンセールのように
本当に簡単に使われる用語です。



子育てに少しでも行き詰ると、
この病名を出して、自分が子どもと向き合うのを
諦める道具にしてしまっては、
より親子関係は悪化してしまいます。


はじめから、
子育ては一筋縄ではいかないもの
と腹をくくっておくことが
子育てを上手にするためのコツなんだと思います。


そして、腹をくくった上で、
うまくいかなくても良いから、
子どもと正面からしっかりと向かい合うことから逃げない
ということが大切だと思います。


親になるとは、
自分が死んだ後も生きる次世代の命を育てる
とても大切なことだからです。


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