2017年1月11日水曜日

耐える力のない子供になる原因

子供を裸の王様状態にしてはいけない。


子供が将来生きる社会は
厳しい社会です。


建前では優しい言葉を並べる会社でも
弱肉強食であることがほどんどでしょう。


それもそのはず、
公務員ではなく、
利益をあげなければ倒産してしまう会社であるなら
強い社員を優遇し、弱い社員には辞めてもらう
というのは至って資本主義の原理です。


そんな厳しい社会で生きる子供たちに対して、
今の大人は、私も含め、子どもに優しくなりすぎては
いないでしょうか。


レストランで走り回る子を見かけますが、
その親を見ていると
まるで子供の召使い状態です。


子供が王様で
そのお供をしている従者といったところでしょうか。


時代劇なら
「おやめくだされ、殿。」
と言いつつ、結局は見逃す指南役の様なものです。


そして、学校でも難しい問題に取り組むことはありません。
個に適したという言葉で
どんどんハードルが自分の高さに下がってくれます。


トラブルがあれば
先生が解決してくれます。


そもそも、トラブルが無いように
徹底的にルール化されていたりもします。


そして、家でも自由。
ゲームの時間も決められておらず、
適当な時間になったら
止めなさいと言われ、
その言葉を無視しても
小言レベルで済んでしまうことも。


こうやって耐性を育てることなく
大人になっていくと何が起るか。


厳しい現実から逃げます。


会社が合わない。

自分を生かしてくれない。



そうやって青い鳥を探し続けることになるか、
探すのを諦めてニートになるか。


自分に合わなければ確かに止めればよいんです。
会社は1つではありません。

でも、耐性が無いことが原因で辞めている場合は
きっとどこに行っても同じ結果が待っているでしょう。


例え自分が合ったと思える会社の中でも
実際は厳しい競争があったりするものですから。


自分を生かしてくれないではなく、
自分が会社に何ができるのか?


給料をもらうということは
自分がその給与に見合う結果を出す必要があります。


自分を生かすのは自分です。


耐性が無いと原因を自分以外のところに
なすりつけようとしがちです。


仕事に慣れる前にすぐに諦めてしまいます。
耐える力が無いからです。


子育てをするときに大切なことは
未来をイメージすることです。


子どもたちが大人になって困らないように
今できることはしっかり鍛えてあげることです。


スパルタである必要はありません。


ただ、1つの視点をもって
子育てをすればよいのです。


今自分がしていることは
子供の将来のために良いことなんだろうか?


私も言い聞かせながら
子育てをしているところです。

関連記事