2016年10月5日水曜日

子どもが親から逃げる理由


非行に走る青少年。


部屋に引きこもってしまう青少年。



テレビで伝えられる
現代日本の教育の歪み。




自分の子どもを親の所有物と思っている人は
もちろんいないでしょう。



が、小学校の高学年になっても
小さいころの可愛い記憶が抜け落ちず、
同じような対応をしている人がいるもの。



何をするにしても
いちいち口出しをして
何をするにも観察の目を怠らない。


監視される子どもたち



一見すると良い親にも思えますが
行き過ぎると子どもに依存している状態です。




思いやりと依存は全く違います。



思いやりというのは
そっと見守ってあげる時期になったら
ぐっとこらえて見守る心の強さが必要です。



依存というのは
自分の幸せを子どもの幸せに重ね、
自分無しでは無理だと思い込んで
いちいち子どものやることに関わろうとすることです。




幼少期と10代の子の扱いは違うものです。



10代の子はプライバシーという意識が芽生えてくるものです。
このプライバシーが尊重されないと
逃げ出すという選択をすることがあります。



物理的に夜の繁華街に逃げ出すなんてこともありますが、
そこまでプライバシーが侵害されていなければ
ささやかな抵抗で止まることでしょう。


うるせー。
うぜー。
別に。
何もない。
ふつう。


そんな感情のこもらない言葉で
その場をやり過ごして逃げようとします。


子供部屋がある場合は
部屋に閉じこもりがちになります。



10代になった子どもは
いちいち詮索してほしくないのです。


自由に行動する隙間を与えてほしいのです。




自分が子どものころはどうでしたか?
親に言えないこと、内緒にしたいこと、
たくさんありましたよね?




子が親のもとから逃げ出してしまい
関係性が0になるくらいなら
細かく口出しせずに見守ってあげた方が良いです。




子どもの頃の可愛い記憶の中では
関係性が10。
見守ることは5かも、2かもしれません。



でも、逃げ出してしまって0になるより
何倍も良いです。



何でも見守れといっているわけではないですよ。
一線を越えるようならぴしゃりと!
その話はまた別の機会に。




子どものプライバシーを守る。



幼少期に可愛かった子であればあるほど
寂しいものです。



でも、小学校高学年くらいにこ
育てている方は
プライバシーについても
心に留めておいてくださいね。

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