2016年2月28日日曜日

子育ては【大器晩成】です!



大器晩成という言葉があります。




誰もが知っている言葉ですが、
意識して子育てをしている人は
ほとんどいないはずです。



親であれば
子どもの抱えている課題が見えてきます。



国語が苦手。

算数が苦手。

計算が遅い。

字が雑。


親として、
目に見えた課題をどうにかしたい
という願いがあるはずです。


二児の父である私も同じような願いがあります。
でも、それと同時に
大器晩成という言葉も大切にしたいと考えているのです。



確かに、子どもには成長はしてほしいです。
でも、早熟である必要はないと考えています。


例え、周囲と比べて、
何かしらの結果が遅れていたからと言って、
子供の能力に問題があるとは言い切れません。


また、
そのこと自体が子どもの将来に悪い結果を及ぼす
とは決まっていません!



結果の遅れの原因なんて1つではなく
複数の要因が複雑に絡まっているものです。



学校に原因があるかもしれない。
友達関係かも、親子関係かも。
そもそも根本的な向き不向きかもしれません。



だから、原因が何かもわからないうちから、
親が結果を早急に求めて
感情的になってはならないのです。



大人が結果を早急に急いでしまうとき、
言葉や態度はだんだんと厳しくなってくるものです。
それは確実に子供に過度なプレッシャーとして伝わります。



早急に結果を求める親の態度は、
子にとっては自分の今の存在を否定されているように
感じられます。


すると、
子どもは自分自身に自信をもてなくなります。



自分に自信をなくした子は
やる気をなくします。


自分の存在を否定されるくらいなら
そのものから逃げた方が良いから
取り組まないという選択をするために
ある意味、本能的にやる気をなくすんです。


やる気をなくした子は
当然、やらないから、
より他人と比べて遅れるようになります。


親はその遅れを見て、
子にさらなる課題があるように思えてくるのです。


その課題をどうにかしようと
親はもっともっと必死になります。


その必死さが子どもに過度なプレッシャーとなります。


完全に悪循環な流れがスタートしてしまうんです。


だからこそ、そのような悪循環にならないために
親として心の中にとめておくべき言葉が
大器晩成だと考えているのです。


プロフェッショナル仕事の流儀を見ていても、
プロの中に大器晩成タイプは多くいます。


今、少しくらいまわりと比べて結果が出ないからといって
気にし過ぎることはないんです。


大器晩成だと思いながら淡々とサポートし続けること

子どもにとっても親にとっても
精神的に良いはずです。
大器晩成


バスタブに水滴を落とし続け、
それをじっと見ているとイライラしてしまいます。

でも、じっと見るのをやめて、
違うことをしていれば、
気が付いたらあふれているものです。


あふれる瞬間を信じて、
淡々と水を入れ続けるんです。



子育ては大器晩成だと思いながら
長い視野で子どもをサポートし続ける親である。


自分が心がけていることを書きましたが、
皆様の参考になることがあればうれしいです。


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