2015年12月28日月曜日
【子どもは褒めて育てる】親自身の心の有り様が大切
子どもは褒めて育てろ
という意見は良く耳にしますね。
私も賛成です。
褒められるとその人の期待に応えたいという
人間が社会的な生き物としてもっている欲求が刺激されます。
例えば職場で優しいね!
って声をかけられた人に対して
優しくない行動ってなかなかできないですよね。
それと同じ心理です。
人は褒められた行動を繰り返そうという
気持ちが強くなる傾向があります。
これを子どもをコントロールしていると呼んで
悪く言う人もいます。
確かにコントロールしている部分もありますよね。
コントロールという響きに悪い印象がありますよね。
マインドコントロールとか。
しかし、教育というものは、
ある程度はコントロールしていく部分が必要だと思います。
何でも子供の自由に任せて
コントロールせずに成長してくれたら
そんなラクな話はありません。
では、褒めて子どもを育てることは
完全に良いことなのかというと、
少しだけ気を付けてほしいなと思うことがあります。
数日だけ褒めても意味がない。
ということです。
褒めるということを子育てのテクニックの1つだと
考えてしまう親は、
数日だけで褒める行為を忘れてしまうことがあります。
テレビの健康特集で特定の食べ物が取り上げられたら、
1か月くらいは食べ続けるけど、
全く食べなくなるという現象と同じです。
テレビで言っているから大切なんだろうと思って、
そのままうのみしているから、
本当に納得した習慣にはなっていないんです。
褒めるところが見つからない。
褒めることを忘れてしまう。
そんなことで悩んでいる保護者の方も多くいるようです。
そんなときは
自分自身を見つめてみることが大切なんです。
褒めるとはテクニックではなくて
褒める人の心のありようなんです。
心のありようを変えていけば
自然と褒めることができるようになってきます。
褒めることが継続できない人は
どのような特徴があるのか。
その特徴と反対のことをすれば
褒めることが継続できるようになります。
褒めることを継続できない親は
子供のプラスの部分を見るより
マイナスの部分を見ることが多くなっています。
なぜ、わが子のマイナスの部分が強く見えてしまうのか。
それは親自身も自分のマイナスの部分を
見る習慣をもっているからです。
自分のマイナスの部分が良く見える人は
子どものマイナスの部分も良く見える傾向にあります。
普段から自分のこと、周囲のことで
ずっと見えているマイナスの部分を見る視点で
わが子を見てしまいます。
当然のように叱ることの方が簡単で
習慣化されていない褒めるということを忘れてしまうんです。
まずは自分自身のプラスの部分を見ることが
できるようになることが出発点になります。
自分のプラスの部分を見つめることができるようになると
必然的に子供のプラスの部分も見つめることが
できるようになってくるものです。
自分のマイナスの部分を見つめる習慣は
自分が子どもの頃に身についたはずです。
親から褒められなかった。
先生から悪いところを指摘された。
友達からいじめられた。
などなど、マイナスの経験が
自分のマイナスを見つめる習慣をつくっているものです。
それでも、自分はプラスなんだと
自分で自分を許すことができたとき、
子どものプラスを見ることが
自然とできるようになっているはずです。
まずは自分を許す。
そんな基本的なところから
スタートしてみてください。
自分は今のままでもいいんだ。
自分は今のままでも十分に褒められるべきところがある。
そんな自分のこころの余裕が
子育ての褒めにつながる。
自分のプラスを見つめる心をじっくり
じっくり作ってくださいね。
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