2015年10月5日月曜日

子どもが片づけをしないとき使える言葉 / 考える力を育てる


お片付け


子どもが遊んだおもちゃを片づけない!


これが原因で親と子どもとの間に言い争いが絶えない。
なんてご家庭はけっこうあるようですね。


わが家も片づけに関しては、
親と子の間に一悶着あるわけです^_^;


そもそも、私自身が
片づけが苦手な方だったんで、
それも影響しているのかな?
なんて考えています。


さて、所ジョージさんと言えば遊びの名人として有名。


世田谷ベースなんて遊び場を作って、
BSで番組になったりしていますよね。


そんな遊び上手な所さんが
子どもに片づけをさせるために
アドバイスをしてくれています。

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子どもにも言ってんですけども、
何のために片づけるかっつったら、
次遊ぶ時に早く遊べるように今片づけろってことなんだよ。


散らかってて汚いから片付けろ、
じゃなくて、
お前らが次遊ぶ時にどこに何があるかが分かりやすいでしょ?


そしたら、次遊ぶ時に早く遊べるでしょ?
だから片付けなさいて。


          所ジョージ
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すごく納得ですね(^-^)


汚いでしょ!
というのはこっちの価値判断であって、
子どもにとっては汚いという認識はないわけです。


親から「でしょ!?」
って言われたから「うん」と
パブロフの犬のように頷くだけです(^-^;


本当に汚いと思っていたら、
すでに片づけていたわけですしね。


そんな汚さがわかっていない子供に、
次遊ぶときに遊びやすい
という簡単な説明なら理解できるはずですし、
納得もできるはずです。



どこにあったっけ?
と探している時間にイライラした経験があれば
なお心に響くでしょうね。



さらにベストタイミングとしては、
イライラしたその日の遊びの終わりに


「探すの大変だったでしょ?だから片づけようね。」


と言って、
親も一緒になって片づければ、
そんな嫌がらずに片づけてくれるはずです。



ただ、すでに高圧的に片づけを命令され続けて、
片づけ嫌いになってしまった子にとって、
片づけの良さを伝えるのは大変ですけどね・・・



まだまだ幼い子には、
所さんの言葉をお借りして、
親も一緒に片づけることが大切ですね。



あと、ついでだから付け足しで(^^;



理由があるところがいいですよね。


片付けろ!じゃなくて、
次遊ぶ時に大変だろ?って理由です。



理由もわからないのに
力でねじ伏せるように行動させる大人って多くいます。



これを続けていると、
子供は理由もなく指示に従う習慣が身につきますよ。


物分かりが良い子だからいいんです。
って声も聞こえてきそうですが、
ただ物分かりが良いと喜んでいられませんよ。



理由もわからず指示に従うという物分かりの良さってのは、
子どもたちが大きくなったときに
子どもたちを苦しめる資質になりますよ。



これからの社会では、
ただ単に指示に従う人間のやる仕事は、
ロボットにどんどん置き換わっていきます。



例え単純な労働であっても、
指示の背景にある理由を考えることができる人は、
付加価値をオリジナル、自分の思考判断で付け加えることができます。
信長の草履を温めた秀吉のように。



単に何も考えず、草履を準備することを命令されたから
と思って作業していたら、
当然のようにそのまま草履を出していたでしょう。


でも、常に理由を考える癖をつけている脳であれば、
心地よく草履をはいてもらうという
思いやりという付加価値を加えることができたわけです。


言われたことを理由がわからなくても
やるだけの人間には思いつかない発想です。



何か子供に指示をするとき、
大人が勝手に「そんなことは当たり前だ」と考えていると、
理由を述べないで命令してしまいがち。



「なんでシャーペンは学校に持って行ってはいけないんですか?」
これも同じようなもので、
理由を説明しないでダメなものはダメと指導する人もいるもの。



子どもへは理由をしっかり明示すること
もちろん
余裕があれば、理由を考えさせるってのも
考える力を高めるために良いかもしれませんね。



子育ての参考になればうれしいです!



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