2016年6月10日金曜日
伝記を読む子はなぜ成長するのか?
最近の子どもたちは本を読む子と読まない子の差が激しいです。
読書好きになる方法については
次の記事を参考にしてみてください。
⇒子供を読書好きにするために
私は心配なのは
読書を読む子がいても
「伝記」を読まなくなっていることです。
小学校高学年の子に
伝記を読んだことがあるか?
と聞いてみたところ、
一度も読んだことが無い子がいました。
驚いたことに「伝記」って何?
という子もいます。
マザーテレサを知らないという子が
6年の半数いました。
かなり深刻な状況なのかもしれない
と感じています。
なぜ伝記を読むことが大切なのか?
それは自分の生き方を客観視させてくれる
「生き方のコンパス」をもつことができるからです。
生き方のコンパスがあると、
自分の生き方が正しい道なのか、
間違った道なのかと
自分で気づく可能性が高くなります。
もちろん、生き方のコンパスは
伝記などの書物だけでなく、
実際に生きる人からでも得られるものです。
ただ、日常生活で出会える人は限られています。
その中には尊敬できる刺激を与えてくれ、
見本となる人に出会うこともあるでしょうが、
必ずしもそのような存在がいるとは限りません。
自分の周囲の狭いコミュニティーの中で
尊敬できる人に出会うことも大切ですが、
伝記の中には世界レベルで尊敬できる人がたくさんいます。
人間は自分の周囲の5人を平均したような人間になる。
こんなことが言われています。
伝記はその5人の中に割り込んできてくれます。
伝記をよく読む子の周囲の5人のレベルは
相当高いものになってきます。
自分の生き方を高めるための判断基準を
ぐっと押し上げてくれるのが伝記です。
このような視点で考えていくと、
伝記の人生への投資効果は計り知れません。
大人になるにつれて
自分を叱ってくれたり導いてくれる人は
減っていきますが、
心の中で生き続けている偉人が
自分を叱ってくれます。
子どもたちにはぜひ伝記を読んでもらいたいと思います。
参考書籍ーーーーーーーーーーーーーー
低学年には10分で読めるシリーズです。
⇒10分で読める伝記 1年生
夜の読み聞かせに丁度良い分量。
さらに伝記で扱われる人は網羅できます。
⇒世界を変えた人たち365
活字が苦手なら学習漫画でも。
大学教授などの専門家が監修しているので
漫画と言えども本格的です。
子供はマンガだと思って読みますが、
実は活字が多いんです。
⇒学習漫画 世界の伝記
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