2015年10月15日木曜日
今の自分は過去の記憶から都合の良い記憶だけをひろって作られているということ。
もしみなさんが15歳から今までの記憶が消えてしまったら
見た目がどんなに老けていても、いや、童顔でも!
絶対に自分のことを15歳だ!と言い張ることでしょう。
自分は何者か?
というのは記憶によってつくられているんですよね。
子どもたちも記憶の積み重ねで
今の自分がどんな人間であるのかを
決めているんです。
自分が勉強が苦手だと思っている子は
ほぼ間違いなくまだまだ短い人生の記憶の中から
わざわざ勉強が苦手だった記憶だけを
ピックアップしてくるんです。
ああぁ、あんなこともできなかった。
こんなこともできなかった。
またダメだ。
もうやりたくなりな。。。
やっぱダメだった。
と、ずっと勉強が苦手な記憶ばかりを
よくもこうも集めたなと言いたくなるほど。
A失敗
B失敗
Cちょっと成功
D失敗
と記憶が並んでいたら、
Cには目もくれないでABDだけを選んで
ほら、全部失敗でしょ?
と自分に言い聞かせるんです。
言い聞かせたからには、
これからも苦手を続けるために
勉強をサボるということをしたり、
勉強中にぼーっとしたり
という行動を選んでしまいがちなんです。
その結果、できなくて、
その結果をまた、苦手の証明に使う。
まさにマイナスのスパイラル構造。
一度はまりこんだら抜け出すことは
とっても難しいんです。
今の自分が過去の記憶からできていて、
その記憶は良い記憶も悪い記憶もあるんだけど
今の自分の思い込みで都合の良い記憶だけを
ひっぱり出してきている。
ということです。
それなら、今の自分が変わるのを待つのではなくて
積極的に変えていくことが大切になってきます。
一時期、マインドコントロールが危険だ!
と言われていましたが、
スポーツ選手はある種、自分で自分を
マインドコントロールしているようなものです。
自分はできる。
自分は必ずできる。
成功体験をイメージして
自分をマインドコントロールしていく。
そうすることで
本当にベストパフォーマンスを発揮する
可能性が高くなるのがアスリート選手。
子どもたちも自分はできるんだ。
自分はできるようになるんだ。
と強く思えば思うほど、
今度はできる方向の記憶が
残りやすくなってきます。
そうやって徐々に自分の記憶の中から
良い記憶をひっぱり出してくる
経験を積ませてあげることで
結果として本当に勉強ができるようになる
ということがあるんです。
今の自分は過去の記憶から
都合の良い記憶だけひっぱりだしてできている。
それなら未来の自分はまだできていないんだから
今から都合の良い記憶だけを
ピックアップするような
思考回路に変えていけばいいんです。
こんなことを子どもたちには
かなり噛み砕いて、省略して
伝えていますし、
プラスのイメージをもてるような
言葉かけを心がけています。
子育ての役になったらうれしいです。
バンコク学習塾・タイ語学校・英会話学校
TJブリッジ
代表 小川 一樹
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