2021年3月13日土曜日

子どもに期待するから関係が悪くなる

 親子関係が悪くなってしまっている親子の原因は様々であり、

これが原因だ!というものは実際に観察してみないとわかりません。


ただ、多くの親子で共通していることの1つが

「親が子に期待し過ぎている」

ということです。


親は子どもを愛しています。

愛していれば幸せになってほしいと考えます。


その幸せの姿を親は想像します。


その姿はどこから生まれるのかといえば、

テレビからの情報だったり、

自分の過去を振り返って生まれるものだったりすることが多いです。


今目の前にいるわが子から生まれたのではなく、

子どもの外側から生まれたものです。


子どもは当然のように親に従います。


子どもにとっては親の言葉は絶対的に価値があります。


しかし、子供が成長していくにつれて、

自分の内側から生まれた価値と、

親から与えられた価値にズレが生じてくるものです。


そのズレを感じたとき、子どもは自分の内側から生まれたものに

従い始め、それが反抗期となって表れてきます。


ここで親が

「子どもに期待し過ぎる」ために生まれるのが

感情的な態度です。


自分の思い描いていた期待通りにわが子が歩んでくれなければ、

それは「期待外れ」となり、

時に「怒り」という形で子供に向かうことがあります。


その「怒り」を受けた子は、最終的には親の描いた期待に

沿えない罪悪感から「逃避」に向かいます。


その逃避が「非行」という形で出たり、

「引きこもり」という形、「不登校」など、

様々な形として表れてきます。


元をたどれば、「親の過度な期待」が原因だった。


このようなことがあるのです。


「子どもに期待するな」といえば、

それはそれで極端になってしまいます。


期待はするけど、「そこそこ」で期待すれば良いのではないでしょうか。


期待をしないで「信じる」という心構えでも良いのかもしれません。


とにかく、親として思い描いた期待を子どもに押し付ければ、

子どもは息苦しくなり、親子関係が悪化することがある

ということだけを知識として覚えておいていただけたらと思い

今回記事を書いてみました。


良い親子関係をどう築くか。

これからも考えていきたいテーマです。

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