2017年2月21日火曜日

親の覚悟が問われること

自分の子どもには成長してもらいたい。

親なら誰もがもっている想い。

が、成長するということに
本気で向かい合うことができていない人は
多いものです。

自立した大人になってもらう。

これは成長の1つの定義でしょう。

では、数点確認してもらいたいことがあります。

お子様の机の上はどうでしょうか?
プリント類が散乱していませんか?
漫画やゲームでうまっていませんか?

机の引き出しの中はどうでしょうか?

ぐちゃぐちゃになっていませんか?

また、カバンの中を見てみてください。
プリントがぐちゃぐちゃになって
底に溜まっていませんか?

筆箱の中を見てください。
削りかすなどが溜まっていませんか?
鉛筆が極短の物しかないなんてことはありませんか?

学校から帰ったお子様の靴を見てください。

脱いだ靴がバラバラではありませんか?
挨拶をして家に入りましたか?

子育ての細かい技法を学ぶ前に
この様な基本的なことを
徹底してできるようにさせることが
子どもと本気で向き合うことです。

声をかけているけど無理。

そんな声も聞こえてきそうですが、
声をかけても無理といってあきらめている状態から
本気で向き合う状態に心を変えることが
親としての覚悟なんです。

例えば、靴がバラバラは無理でしょうか。
そろえるまで許さなければ
子どもはやります。

机の上がぐちゃぐちゃ。
子どもが家に帰ってきたら
今すぐ片づけるまで
何もさせなければいいんです。

そんなことはかわいそう。。。

それならいつやるかを決めるのです。
食事を食べ終わったらやる。

片づけ終わるまで寝ない。

覚悟の問題です。

それでもかわいそうと言って
明日に引き延ばすなら
きっとそこに子どもの乱れの原因がある気がします。

親として子どもを自立する大人に育てる覚悟の無さ
が子の自立の足枷になっています。

何となく成長していってもくれます。
が、それは親の責任を果たすことなく
その責任を周囲の人に押し付けているだけです。

親、教師、祖母たち、パートナー、
そういった人たちに本来自分がやらなければ
ならなかったことをゆだねているわけです。

子どもができていない基本的なことから
目をそむけることなく向き合い
本当に愛しているなら
大人になったときに困らないように
今、厳しく言わなければならないことから目をそむけない。

向き合う。とことん向き合う。

それくらいの覚悟
親になったからには必要だと思います。

なぜなら、子どもたちは将来大人になり
社会を形成する一員となります。

しっかり教育されてこなかった子は
周りの人に迷惑をかけ、
所属した場所を停滞させる原因になる可能性があるからです。
自分ひとりだけ不幸になるのではなく
周りを巻き込むのです。

できない人がいたら
その分、誰かが背負うのが社会だから
巻き込みたくなくても
自然と巻き込んでしまうんです。

周りが背負いきれないときは
会社から排除されるだけです。

今のゆるみは必ず大人になって
消えることなく大きくなって現れるものです。

さきほど書いた基本が徹底できているかを
確認し、今日から実践してほしいと思います。

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