2017年3月28日火曜日

子どもより自分が大切な親


子育てをする親となったとき、
「どんな子として育ってほしいのか」
を少しでも考えていないといけない。


親は「木の上に立って見る」
という字になっていて、
ここで大切だと思うのが、「見る」ということ。


見ているようで見ていない親が増えている。

子どものことを見ているようで、
自分のことばかりを見ている。


ファッションだったり、仕事だったり、
趣味だったり。

子どもより、自分、自分、自分。

テレビの中に出てくる若い親は
誇張されているんだろうけど、
増えているのは伝わってきます。


子どもに対して、
こうなってほしいという思いが無いから、
基本的に放置になります。

子ども部屋を与えて、
ゲームを与え、
テレビを与え、
スマホを与え。

自分の部屋にこもって、
漫画やスマホなど自由に使える状態。

部屋が散らかっていても
そのまま放置。

多少、愚痴は言っても基本的に放置
であることには変わりはない。


学校でも塾でも何をしているか
わからない。
鞄の中は、ほぼ無関心。


これでは、子どもを「見る」ことができていません。


どんな子にしたいか?
というのは、
どんな能力を身に付けさせたいか?

ということにもつながります。


そこがはっきりしていないから、
考えることも放棄して、
とりあえず良い大学に。
ということで、受験塾に丸投げ。


良い大学に行った後のことなんて
全く考えず、
とりあえず、塾の先生に任せ、
学校のことは担任に任せ、
自分は自分のことでいっぱいいっぱい。


自分の意思で子どもを生み、
赤ちゃんの頃は、
きっときっと大切に思い、
100%愛していました。


それが、子どもがちょっと自分の思うようにならないからと、
すぐに子育てから目を背けようとする。
まだ精神的に未熟な人が増えた結果なんでしょう。


子育ては我慢の連続で、
それを通して親は鍛えられていくものです。


逃げるのは簡単。
でも、1度しかない子育てだから、
逃げてはいけないんだと思います。


子どもを産んだ親の義務として
逃げてはいけないんだと思います。


逃げなかった親こそ、
結婚式で泣けるんだと思います。


どんな能力をもってほしいか?
そこを考えれば、
自分の部屋を与えて放置なんてことは
きっとなくなるはずです。


せめて、子どもがどんなことに
花を咲かせそうか?
そこを「見る」ことです。


イチロー選手の親は、
365日近くバッティングセンターに
イチロー選手を連れていきました。


間違っても、ゲームボーイを買って、
部屋でやらせっぱなしにはしません。


バットとグローブは買わず、
漫画ばかりを買うなんてことはありませんでした。


亀田兄弟も同じでしょう。
部屋でゲームばかりするように
育てはしません。

ボクシングの練習ができるよう、
自分の家の環境を整えたはずです。


どのような子になってほしいか?
子どもはどうなりたがっているのか?

親としてしっかり「見る」ことを
していれば、
放置的な子育て環境になることは
なくなると思います。

また、学校や受験塾に丸投げ状態には
ならないはずです。


とても大切な子育ての根っこの部分です。
本気で大切だと考えています。


だからこそ、子育てで悩んでいる保護者の方は
素敵だなって思うんです。


仕事や趣味と両立させようと
懸命に悩んでいる方は素敵だと感じるんです。


私も悩み続けます!!

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